【改造】『Powkiddy RGB30』に十字ボタン誤作動対策、振動モーターを2つ付けデュアルショック化!【分解】
今回は『Powkiddy RGB30』に十字ボタン(十字キー、D-pad)への誤作動対策と振動モーター(rumble motor)を2つ取り付ける改造をして行きます!
※アフィリエイト登録は今のところしていないのでただURLを貼ってるだけの状態です。
参考サイト
用意したもの
・カプトンテープ ※カプトンテープとは熱の出る箇所の絶縁や固定に使われる薄いテープです。
https://a.aliexpress.com/_om7IJvk
幅が18mmや20mmあれば1枚貼りで済みます。
・コイン型モーター2つ(1.5V~3.0V)
https://a.aliexpress.com/_oBU2n4i
AliExpressの方は始動電圧が2.3VですがAmazon、AliExpress両方を取り付け検証した所両方共振動しました。
・半田ごて
・はんだ
ハンダは中国製の物と比べましたが中国製の物ははんだを盛って再度そこを溶かし配線等取り付ける時溶けにくいのではHAKKOの巻はんだの方がおすすめです。
・フラックス ※はんだ付けを行う部分の表面につけて付着している酸化物や汚れを取りはんだしやすくする物です。
https://a.aliexpress.com/_ooGB6Um
フラックスの洗浄やモーターを貼り付ける場所の掃除に。※フラックスの洗浄が必要か不必要かは諸説あるのでご自由に。
・綿棒(掃除用に)
・マット(はんだを扱うので飛んだり落ちた場合に机を傷つけないようカッターマットやはんだマット等があった方がいいです)
・マイクロファイバークロス(メガネ拭き等でもOK)
・精密ドライバー(100均のもので大丈夫)
プラスチックのオープナーがおすすめです。
右のタイプより左のタイプの方がpowkiddy rgb30を開けやすかったです。ギターのピックに似てますが端の部分が緩やかな傾斜になってます。私は昔にAliExpressで買ったものを使ってます。
・フレキシブルアーム
https://a.aliexpress.com/_oEeZpwA
フレキシブルアームはあった方が作業しやすいです。
・配線コード
どれでもいいですがダブルコードだと配線がバラけず良いです。
・収縮チューブ
絶縁テープでもOKです。
・樹脂素材のピンセット
作業
1.まず画面が傷つかないようにクロスを敷いて、本体からmicro SDカードを抜きます。
2.ドライバーで背面のネジ4本を外します。
3.プラスチックのオープナーを使って裏蓋を開けます。
モーターが付いてますがそれは1度目に開けた時写真を撮り忘れたからです。(AliExpressのモーターとAmazonのモーター両方取り付け動作確認したのでこれはAliExpressのモーターを取り付け済みの時の写真)
3.配線コードが繋がってるのでゆっくり開け、まずはバッテリーに繋がってる配線コードを抜きます。(180°回すとバッテリーの配線側になるので作業しやすくなります。)
4.スピーカー線を2つ抜きます。
アンテナ線は付けたままでOKです。
5.ネジを8本外します。
6.アナログスティックのネジ計4本外します。
アナログスティックのリボンケーブルの方を外してもいいがリボンケーブルは繊細で傷つきやすい上、抜き差しが面倒なのでネジ外した方が楽です。
7.慎重に裏返します。
液晶のリボンケーブルがあるので傷つけないようにして下さい。
8.カプトンテープを17mm×17mmのサイズに切ります。
ここのサイズが17mmだからです。
9.切り取ったカプトンテープを貼り付けます。
少し斜めになってますが許容範囲です。
貼る時はピンセットで切り取ったカプトンテープを持って下さい。素手だと指の油脂が付き剥がれやすくなります。
これで十字ボタンの誤操作対策完了です!!!
10.裏返した基盤を元の位置に戻す。
戻す時にここのボタンゴム膜の四隅がハマってるか、ボタンは正しい位置にあるか確認しながら戻してください。
11.次はいよいよ振動モーター(rumble motor)の取り付けに入ります。
まずmotoと書いてある場所を探します。
12.ここにフラックスを付けます。
13.モーターにはんだを付けます。
14.モーターの配線を基盤にはんだ付けします。
プラス、マイナスを間違えないようにはんだ付けします。
15.振動モーターに付いてるシールを剥がし粘着面を白丸の中に貼り付けます。
1つだけでいいならこれで完了になりますが、今回は2つ付けます!
16.ダブルコードを切り、配線剥いて収縮チューブ付けます。
17.ダブルコードにモーターをはんだ付けし、収縮チューブをライターやドライヤーで温め収縮させます。
18.motoと書いてある所にはんだ付けします。
19.空きスペースに振動モーターを貼り付けます。
これでデュアルショック化完了!!!
20.外したネジを取り付けます。
ネジを取り付けたらゴム膜やボタンがちゃんとハマってるかボタンを押して確認して下さい。
21.スピーカー線を取り付けてから最後にバッテリー線を取り付ける。
22.裏蓋閉めてしっかりパチンッパチンッと嵌めてからネジを締めます。
23.micro SDを元通り刺します。
これで作業完了になります!!!
振動設定
本体のスタートボタン押して『MAIN MENU』画面を出し、『ADVANCED SETTINGS』を押し、一番下の『OPTIONAL RUMBLE MOTOR』をONにします。
『MAIN MENU』→『ADVANCED SETTINGS』→『OPTIONAL RUMBLE MOTOR』です。
ONにしてBACKを押すと『ブンブンブーン!』と振動しONになったことを知らせてくれます。(そこで振動してなければモーターが壊れてるか取り付け失敗してます。)
RetroArchのゲームボーイカラーやゲームボーイアドバンスの設定はゲームを起動し、RetroArchの設定画面を出して『クイックメニュー』→『コア設定』→『入力・補助デバイス』→『ゲームボーイプレーヤー振動』をONにして設定保存して再起動すると振動するようになります。
プレイステーションの設定は
ゲームを起動してRetroArchメニュー出して『クイックメニュー』→『コントロール』→『ポート1コントロール』→『デバイスタイプ』→『dualshock』を選択で後はそれぞれゲーム内で振動ありなどを選んで下さい。
最後に
元は十字ボタンの下を押してるのに右だったり左に入力されてしまう事がありましたが今回の改造でかなり改善されました!
カプトンテープは極薄なので押し心地に影響が出ることもありませんし短いテープを重ね貼りしてる訳でもなく、1枚貼りなので余計違和感がありません。
デュアルショック化の方はゲームボーイカラーのポケモンピンボールは何故か振動が弱めな感じです。
ゲームボーイアドバンスのポケモンピンボールは本来はエミューレータでは振動しません(ゲーム内のオプションで振動ON、OFFが選べない状態になる)が有志がランブルパッチを作りそのパッチを当てるとオプションで選べるようになります。
そのアドバンスのピンボールではブルブル気持ちよく振動してくれます!
プレイステーションのゲームも振動してくれてデュアルショックのコントローラーを使ってるかのような感覚です!!
今回2つの改造を施しましたがカプトンテープも振動モーターも安価ですので気軽に出来る改造だと思いますが、する時は自己責任でお願いします。
この改造は英語圏の人達の改造動画やブログがいくつかありますが日本語での解説サイトが少ないので今回写真多めで細かく解説致しました。
Powkiddy RGB30のレビュー記事はこちら↓
レビュー依頼はお問合せフォームからお願いします。
【新色】Powkiddy RGB30 レビュー 4インチ 720×720 正方形ディスプレイゲーム機【紫】
今回紹介するのはPowkiddy(パウキディ)さんから出た『Powkiddy RGB30』のNEW Color ! 『purple』のご紹介です!
※今のところアフィリエイト登録してないのでリンクから購入しても私には1円も入りません。
販売ショップ
Powkiddy公式ショップ
AliExpress
https://a.aliexpress.com/_ooXaLlC
スペック
モデル:RGB30
互換性のあるゲーム:MAME/N64/PS/CP3/NEOGEO/GBA/NES/SFC/MD/NDSなどのシミュレータに対応
画面サイズ:4.0インチ
画面解像度:720 × 720
CPU:ARMクアッドコア1.8GHzの高性能オープンソースチップ(RK3566)
RAM:LPDDR4 1GB 外部ストレージ:TF1-OS(16GB-256GBのサポート)TF2ゲーム(16GB-256GB対応 )
スピーカー:内蔵の1W×2 スピーカー
バッテリー:内蔵の4100mAリチウムポリマー
入力電力:5V-2A
最大消費電力:5W バッテリー
持続時間:8時間 充電時間:2時間
インターフェース:TYPE-C高速充電インターフェース、TV HDインターフェース、OTG-USBインターフェース、3.5mmイヤホンインターフェース
サイズ:145×86.5×18mm
コンソール重量:207g
カラー:ホワイト、ブラック、ブルー(旧色)イエロー、レッド、グリーン、パープル(新色)
PSまでサクサク動きます。Dreamcastや64、PSPは問題なく動くソフトもあるしカクカクしたりフリーズや強制終了するものもあります。
充電はTYPE-C高速充電と書いてありますが、type AからCのケーブルと充電器は5V-1Aを使った方が良いです。type CからCのPD充電は対応してない上に壊れたりする報告が海外掲示板で上がってるので注意して下さい。
私はAmazonのfire tv stickに付いてた充電器を使っています。
外観
新色になりボタンの文字に色が付きました。今から買うと旧色選んでもボタンの文字に色が付いたものが届きます。
新色パープル…美しい…!上の写真の色が肉眼に近いです。ラベンダーっぽい色合い!
ミルカチョコレートのパッケージ色!わかる人いるかな?
質感はサラサラとしたプラスチックで表面と裏面の左下と右下は凹凸加工され滑りにくくなってます。
スピーカー配置は手に被さらない位置にあります。
厚みも丁度よく持ちやすい。
上面は左からL1、L2、音量+、音量-、Mini HDMI、リセット、電源、R2、R1ボタンになります。
下面は左から充電用typeC、OS用micro SD、イヤホンジャック、ゲーム用micro SD、OTG用typeCになります。
L1、R2はカーブしているので手に角が当たらず押しやすい。L2、R2は高さがあり押しやすくなっている。
下はANBERNIC RG280V。
セレクト、スタート、L1、L2、R1、R2はカチカチとなるタクトスイッチです。
十字ボタン、ABXYボタンは柔らかい押し心地で指が疲れにくいタイプ。
十字ボタンは誤入力が起こることがあるが、別記事で誤入力対策改造の仕方を書きます。
アナログスティックはSwitchのスティックでL3、R3もちゃんとあります。
OS
初期OSは『JEL OS』なのだが、私はArk OSにしている。
何故Ark OSにしたかと言うと振動モーター(rumble motor)を取り付ける改造を施してるので振動させるにはArk OSを入れ設定でrumbleをONにさせる必要があるからだ。
振動モーターを2つ取り付けデュアルショック化の改造記事は別で書きます。
Ark OSはJEL OSより若干エミューレーターの動きが良い。
JEL OSは設定で日本語が選べるのが良い。両者共良いOSです。
OSを入れるmicro SDに最初『SanDisk』の32GBを使ったがRGB30には認識されず『KIOXIA』(キオクシア旧東芝)の16GBを使うと問題なく認識されたので相性問題があるようだ。
私はKIOXIAの16GBと128GB、両方KIOXIAにしている。
動作
ゲームボーイ
設定でフィルターを変えれるので初期のゲームボーイのDMG風等の様々なフィルターを使うことが出来る。
初代ポケモンの戦闘画面に入る時画面が点滅するがレベル上げのため早送りでプレイしてる時通常画面では点滅が早く眩しく感じるがDMGの緑にすると点滅が目に優しくなりプレイしやすくなる。
スーパーゲームボーイ
スーパーゲームボーイではちゃんとスーパーゲームボーイを使った時のフレームが表示される。
フレーム分プレイ画面の表示は小さくなるが当時を思い出しワクワクする!
ゲームボーイアドバイス
ゲームボーイアドバンスはアスペクト比の関係で上下に枠が出来るが小さすぎることもなく見やすく画質も綺麗。
枠(ベゼル)は色々と変えることも出来る。
ファミコン
1:1表示にしても違和感なくプレイ出来る。
スーパーファミコン
スーパーファミコンも1:1でも意外と違和感がない。
ネオジオポケットカラー
ネオジオポケットカラーは1:1にピッタリ!
ドリームキャスト
ドリームキャストは動くソフトとカクカクなるソフトがある。
プレイステーション
プレイステーションはサクサク動きます!早送りしても動作に問題なかったです。プレイステーションはロードが長いものがあるが早送りでロードが短縮できるので長く待つ必要がない。
PSP
PSPは横に長いので画面が小さくなる。問題なくプレイ出来るものもあるしフリーズしたりカクカクなるものもありました。
ニンテンドーDS
ニンテンドーDSはサクサクプレイ出来る!R2を押すと上画面、下画面、両方と変更できる。
タッチペンは右アナログスティックを動かし押し込みR3を押すとタッチすることができ、問題なくプレイできる。
PICO-8
PICO-8はもうPICO-8の為に作られたのではないのか!?というほど画面ピッタリでサクサクプレイ出来る!!
正直PICO-8の為に『Powkiddy RGB30』を購入しても良いぐらいだ!
『Slime Bubble Bro』というスライムを操作して敵を倒して行くゲームがおすすめです。
ステージをクリアして行く事に難しくなり倒した時の爽快感がある。
他のゲーム機と大きさ比べ
Switch
Powkiddy RGB10
ANBERNIC RG280V
ニンテンドーDS lite
RG280V、RGB10、RGB30
画面出力(テレビ出力)
Mini HDMIからHDMIへの変換ケーブルにHDMIケーブルを刺しモニターに繋ぎRGB30の電源を入れるとモニターに映し出されます!(電源入れてからモニターに刺しても出力はされません。)
RGB30本体の画面は黒くなりコントローラーとして使える。
設定画面からフルサイズを選ぶと画面いっぱいに表示されます。
今回は15.6インチのモバイルモニターに繋いでます。
使ったMini HDMIからHDMIへの変換ケーブルはこちらです。
モバイルモニターはこちらです。
最後に
今回は1:1(720×720)の正方形画面のエミューレータ機をご紹介致しました。
GAMEBOY、GAMEBOY COLOR、NEOGEO Pocket Color、PICO-8は特に1:1にピッタリだと実感しました!
この辺りのゲームをメインにプレイしたい人におすすめですしPlayStationにNintendo DSもサクサク動くので幅広く楽しめます。
今までANBERNIC RG280Vを沢山使ってきましたしこれからも使い続けますが、『Powkiddy RGB30』は画面が4インチと大きく(RG280Vは2.8インチ)ボタンが画面横にあるので操作も、しやすくレギュラー入り決定です!
720×720の解像度なので画面も綺麗です。
私は画面にマットフィルム(アンチグレア)を使ってるので指紋も付きにくく映り込みもないのでプレイに集中できます。
RGB30は出っ張った画面じゃないのでフィルムが貼りやすい。
マットフィルムはこちらのAliExpressで購入しました。
いかがだったでしょう。1:1画面なんて必要ないよと思う方もいらっしゃるでしょうが使ってみると分かる感動や良さがあり1台持ってて損がないエミュ機です。
次回はこの『Powkiddy RGB30』に振動モーターを取り付け十字ボタンの誤入力解消改造の記事を書きます!乞うご期待!!
改造記事書きました。↓
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